
アクセス解析の定番と言えばなんといっても王者はGoogleアナリティクスですが、「数字やグラフばかりで読みとり方が分からない」「ページビューが増えてるのは分かるけど、これってどこがクリックされてるの?」という悩みは疑問はどうしてもついてきます。そこは解析ツールなので、データから分析・推測していくことが求められるのですが、もっと視覚的にガツンと来る解析ツールがあるのをご存知でしょうか?それが「ヒートマップ」と呼ばれる解析ツールになります。
今日は無料で使えるヒートマップツール「User Heat(ユーザーヒート)」をご紹介したいと思います。
ヒートマップ解析ってなに?
ヒートマップ解析ツールはすでに最先端の技術ではなく、もうあちこちで実用されているツールです。特徴的なのはグラフや数字ではなく、サーモグラフィーのような色の分布でユーザーのアクションを記録していくというものになります。よくテレビ番組とかでやっている人間の身体をサーモグラフィーで見ると温度の高いところが赤くなり、低いとことろは緑とか水色になるというアレのようなものです。そのアレ的なものをウェブページに重ねて、より見られている箇所は赤くといった具合のデータを見ることができる、というそんなイメージのツールだと思ってください。

もちろん温度なんかでウェブ解析できるわけがないので、そこは JavaScript(ジャバスクリプト)というものを使います。
なんかすごいですね。私も初めて知ったときには「こんなものがあったのか!」と腰が抜けそうになりました。
まず無料でヒートマップを体感したいなら絶対「User Heat」がおすすめ
ここで無料で使えるヒートマップツールを紹介します。それが「User Heat(ユーザーヒート)」です。
ヒートマップツールが凄いのは分かっていても、これまで無料で思いきり使えるものは中々ありませんでした。お試し後すぐに有料切り替えか、あるいは無料だと1ページしか解析できなかったりと、ちょっと敷居が高いものばかりでした。そこに一石を投じたのが「User Heat」です。
無料と侮るなかれ、その解析能力はかなりの手応えがあります。以下に特徴を挙げておきます。
User Heatの優れた点
- 1アカウントあたり約1000種類のページ分を分析できる
- 月間30万PVまでの解析ができる
- 日本語に対応している(なにしろ日本企業なので)
- PCだけではなくスマホ、タブレットの解析も対応
User Heatでの注意点
- 長いページは途中で切れてしまう(これは有料版にアップグレードすれば解消される)
- 1つのページに対して、200~300PV程度が必要(アクセスが少ないページはデータが溜まるまで解析できない)
実際の解析機能を紹介します
それでは実際にどのような解析結果が見れるかを紹介しましょう。以下はBEEのアメブロのあるページの実際の解析結果をお見せしています。これで何となくどんなツールなのかを理解していただけると思います。
マウス

クリック

熟読エリア

終了エリア

他にも「離脱エリア」の項目があり、モバイルでの表示の切り替えもできるようになっています。
Jimdoに設置する場合
「User Heat」はJimdoに設置することもできます。
まずUser Heatにアクセスしてアカウントを取得しましょう。無料です。
http://userheat.com/
「HTMLタグ発行」から「スクリプト」のソースコードをコピー

Jimdo管理メニューの「基本設定」→「ヘッダー編集」でコード貼り付け→「保存」

これだけで設定は完了です。あとはデータが溜まるのを待ちましょう。ぜひお試しください。