
ホームページは高さに制限なくどこまでも長いページを作ろうと思うなら、それもまた可能です。しかし、どこまでも延々と下に伸びるページを読むにはひたすらスクロールが必要で、読者を牽引することが難しくなって行きます。また、「ページが長い=ページのボリュームが多い」ということにもつながりやすいため、データ読み込みの時間もそれだけ多く必要になります。こうした意味でも無駄に長いページを作ることは避けたいものです。
しかし、WEB広告と対応したランディングページ(LP)などの長いページをJimdoで作りたいと考える人もいるでしょう。さてJimdoではそのようなページ作成が可能なのでしょうか?
結論を言うと、それは可能です。
でもちょっと待って!Jimdoで縦長のページを作る場合には、気を付けなければいけないことがあります。
Jimdoには1ページで使えるコンテンツ数に限界がある
実は、Jimdoでページを作る際に必ず必要となる「コンテンツを追加」ですが、これによって追加できるコンテンツの数には限りがあります。その数は200です。
実はこのことを知らないままJimdoを使っている人が意外と多いのですが、このことを知らずに黙々と長いページを作って行くと最後の最後で「コンテンツが追加できない!」という悲劇が訪れることになります。
200コンテンツエラーが出るともう何も追加できない
「こんなエラーメッセージ初めて見た」というJimdoユーザーも多いでしょうが、この基準はこのブログを更新している今日現在でも健在です。このメッセージを一度見てしまうと、もうそのページについては「コンテンツを追加」することはできません。対処法としては、要らないコンテンツを探してから削除し、必要なコンテンツを追加するという方法しかありません。ブラウザをリロードしても無駄です。「コンテンツを追加」しようとしている限り、このエラーが消えることはないのです。
意外と早く訪れる200コンテンツのカラクリ
それでも200コンテンツといえば結構な数だし、そんな上限はまず大丈夫と思っていませんか?しかし、もしもJimdoでランディングページを作ろうとしているならば、この上限が意外と早く訪れるということを知っておくことが大切です。
Jimdoがコンテンツの数をカウントする基準について
Jimdoのコンテンツの考え方は以下のような3つのパターンが基準となります。これを理解しておけばひとまず安心です。
画像、文章、見出し、水平線などの単品パーツ = 1コンテンツ
まずこれは分かりやすいと思います。単品パーツなのでこれは当然1コンテンツとしてカウントされます。
単品パーツだけならページ内に200個同じものを並べることができます。

画像付き文章 = 1コンテンツ
ちょっと迷いそうなパーツがこれです。画像と文章を一度に投稿できるコンテンツですね。
しかし、これははじめからセットになっているパーツですので、この場合も1コンテンツです。

カラムの中に画像と文章がある = 3コンテンツ
これが一番見落としやすいパターンです。カラムの中に2つのコンテンツが入っています。
これをカラムでまとまっているので1コンテンツと思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。
カラムも1つのコンテンツなので、カラム+画像+文章で3コンテンツとなります。
いくつものコンテンツがあるカラムのコピーを何度も繰り返すと、これだけで200コンテンツにすぐ到達してしまいますので、もっとも注意が必要なパターンとなります。

コンテンツの数にはサイドバーのコンテンツもカウントされている
実はコンテンツの数は「コンテンツエリアのコンテンツ + サイドバーエリアのコンテンツ」でカウントされていきます。つまりエラー発生後は、サイドバーにも「コンテンツを追加」できません。コンテンツエリアばかりに気を使っていると意外とサイドバーのコンテンツ数が多かったということに後から気がつくかもしれません。
まとめ:Jimdoでランディングページを作れないことはないが限度はある
いかがでしたでしょうか?Jimdoにはコンテンツの数に上限があるということをぜひ知っておいてください。
なぜそのような制限があるか?ということについては、仕様上の限界という面もありそうです。
実際に200コンテンツ一杯のページを作成してみると、確実に編集画面の読み込みが相当遅くなります。そこそこのPC環境があったとしても、ブラウザの読み込みグルグルマークがしばらく続き、なかなか編集に取り掛かれないことになってしまいます。プレビュー画面については編集画面ほど遅くはありませんが、それでもライトなページに比べると読み込み時間がかかる傾向です。ホームページにおいては、ある程度のページスピードも大切ですので、この点もぜひ覚えておくと良いですね。
200コンテンツという基準は有料版(JimdoPro、JimdoBusiness)であっても同じですので、これはJimdo共通の仕様でしょう。Jimdoはどちらかというと、軽いページの作成に向いているツールということですね。